ホンダ GB350S は、
GB350をベースに 「少しだけスポーティに・少しだけ若く」 仕上げたモデルです。
ただしネットでは、
- GB350と何が違うの?
- 中途半端じゃない?
- Sを選ぶ意味ある?
と疑問を持つ人も多く、GB350以上に人を選ぶバイクでもあります。
この記事では、
- GB350Sの本当のキャラクター
- GB350との明確な違い
- メリット・デメリット
- 後悔しやすい人/ハマる人
を、実用目線で分かりやすく解説します。
※画像はAIによるイメージです
GB350Sとはどんなバイク?
GB350Sは、GB350と同じ348cc空冷単気筒エンジンを搭載しつつ、
- セパレート気味のハンドル
- 前後17インチホイール
- スポーティ寄りの足まわり
を採用した ロードスポーツ寄りモデル です。
基本スペック(国内仕様・参考)
- 排気量:348cc
- エンジン:空冷SOHC 単気筒
- 最高出力:約20PS
- 車両重量:約178kg
- 特徴:スポーティ寄り・単気筒・クラシック×
数値上の差は小さいですが、
乗り味と印象はGB350とハッキリ違います。
GB350Sの良いところ(メリット)
① GB350よりハンドリングが軽快
- ホイールサイズ変更
- タイヤ幅がスポーティ
- 切り返しが軽い
トコトコ走り主体のGB350に対し、
GB350Sは 「気持ちよく曲がれる」 感覚があります。
② ポジションがやや前寄りで操縦感がある
- ハンドル位置が低め
- ライダーとバイクの一体感が増す
ネイキッドに近い感覚で、
「バイクを操作している感」 が強くなります。
③ デザインが引き締まっている
- ブラック基調
- スポーティな雰囲気
- 年齢層がやや若め
クラシック感全開のGB350より、
都会的・現代的な印象です。
④ GB350と同じ安心感と扱いやすさ
- エンジン特性は共通
- 穏やかで怖さがない
- 維持費も安い
ベースがGB350なので、
初心者でも扱いやすい点は共通です。
GB350Sの弱点・デメリット
① 速くなったわけではない
エンジン性能はGB350と同じ。
- 加速は穏やか
- 高速道路は余裕なし
- スポーツ走行向きではない
「S=速い」を期待すると
確実に後悔します。
② 乗り心地はGB350より硬め
- 足まわりが締まっている
- 路面の凹凸を拾いやすい
快適性はGB350の方が上です。
③ 中途半端に感じる人もいる
- クラシックでもない
- スポーツでもない
「はっきりしたキャラ」を求める人には
刺さらないことがあります。
GB350とGB350Sの違いまとめ
| 項目 | GB350 | GB350S |
|---|---|---|
| ポジション | ゆったり | やや前傾 |
| ハンドリング | 安定・穏やか | 軽快・スポーティ |
| 乗り心地 | 柔らかめ | やや硬め |
| 雰囲気 | クラシック | モダン |
| 快適性 | ◎ | ◯ |
選び方の結論
- 癒し・ゆったり → GB350
- 操作感・軽快さ → GB350S
GB350Sは初心者に向いている?
向いています(GB350同様)。
理由:
- パワーが穏やか
- 操作に余裕がある
- 急に暴れない
ただし、
- 足つき
- 取り回し
は事前に確認しておくと安心です。
GB350Sで後悔しやすい人
- スピード・刺激重視
- ワインディング全力派
- はっきりしたキャラが欲しい
- 大型スポーツを期待している
GB350Sで満足しやすい人
- GB350は少し落ち着きすぎ
- ネオクラ系が好き
- ゆったり+少し遊びたい
- 日常使いと週末ツーリング両立
結論|GB350Sは「少しだけ走りを楽しみたい大人向け」
GB350Sは、
- 速くはない
- 刺激も少なめ
それでも、
- 軽快な操縦感
- 単気筒の鼓動
- 扱いやすさ
を兼ね備えた、
“GB350だと物足りない人の正解” です。
「ゆったりすぎは嫌」
「でも速さはいらない」
そんな人にとって、
GB350Sは ちょうどいい距離感のバイクになります。


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