バイクで股間が痛くなる原因と対策|ライダーあるあるを本気で解説

バイク

バイクで走っていて、ツーリングの終盤にふとよぎるひと言。
「……股間、いてぇ」。

声にこそ出さないものの、バイクで股間が痛くなるライダーはかなり多いと思います。
でもちょっと恥ずかしくて、人には相談しづらいですよね。

この記事では、

・そもそも「どこが」「なぜ」痛くなるのか
・今日からできる乗り方・服装の工夫
・シートやポジションなどバイク側の対策
・病院に行った方がいいケース

を、ライダー目線でわかりやすくまとめました。
同じ悩みを持つ人の参考になればうれしいです。

この記事でわかること

● 本記事のポイント

・バイクで股間が痛くなる主な原因がわかる
・お金をかけずにできる「乗り方」の工夫がわかる
・パンツ・インナーなど、ウェア側の見直しポイントがわかる
・シートやハンドル位置など、バイク側の対策アイデアも知れる
・病院に相談した方がいい「要注意な症状」の目安がわかる

バイクで股間が痛くなるのはどこ?まずは症状を整理しよう

一口に「股間が痛い」と言っても、実際に気になるポイントは人それぞれです。

・タンクと股のあいだが圧迫されて痛い
・股の付け根(太ももの内側)がジンジンしてくる
・お尻と太ももの境目あたりがしびれる
・シートの角が食い込んでいるような感覚がある
・ジーンズの縫い目やプロテクターが当たって局所的に痛い

共通しているのは、

→ シート・タンク・ウェアが「骨・神経・血管」のあたりを長時間押し続けている

ということです。

つまり、

・圧迫される場所が悪い
・その状態で同じ姿勢が続く

この2つがそろうと、股間まわりの痛みやしびれが出やすくなります。

股間が痛くなる主な原因

【原因1】ライディングポジションが合っていない

まず大きいのが、ライディングポジションの問題です。

・ハンドルが遠くて、常に前かがみになっている
・腕や体幹で支えきれず、股間に体重が乗ってしまう
・ステップ荷重が弱く、シートにドカッと座りっぱなし

この状態だと、
タンクとシートの「V字」の一番狭いところに股間が押し込まれ続ける形になります。

結果として、

・タンクに股間を打ちつける
・シート前側に体重が集中する

といったことが起きて、痛みやしびれに直結します。

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【原因2】シート形状・硬さの問題

シート側の事情で、股間に負担が集中している場合も多いです。

・シートの前側が極端に細く尖っている
・前下がりで、走っているうちに前へ前へとズレてしまう
・クッションが固く、「面」ではなく「点」で当たっている

こうなると、体重が一点に集まってしまい、
どうしても股間が犠牲になるパターンが増えます。

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【原因3】ウェア・プロテクターの「当たり」

意外と見落とされがちなのが、パンツやインナーの影響です。

・ジーンズやライディングパンツの縫い目が、股の真下にある
・分厚い生地がたわんで、シワが食い込んでいる
・ヒップや太もものプロテクターがズレて、股の付け根に当たり続ける

「バイク用だから大丈夫でしょ」と思っていても、
縫い目やパッドの位置が数センチずれているだけで、痛みの原因になります。

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【原因4】長時間同じ姿勢で乗り続けている

どんなにポジションが合っていても、
同じ姿勢のまま長時間乗り続ければ、どこかしらは痛くなります。

・高速道路で延々と同じポジション
・渋滞で身動きがとれない
・「早く着きたい」と休憩を我慢してしまう

身体からすると、
「同じ場所を長時間押しつぶされ続けている」状態です。

痛みやしびれは、
「そろそろ姿勢を変えて」のサインだと考えてください。

今日からできる「乗り方」の対策

まずは、お金をかけずにできるところから。
ほんの少し意識するだけで、股間への負担はかなり変わります。

【対策1】お尻の位置をこまめに変える

・直線ごとに、座る位置を少しだけ前後にずらす
・信号待ちで、腰を左右にゆらして圧迫ポイントをリセットする
・片側のお尻をふわっと浮かせて、圧力を抜く

「ずっと同じ場所に座りっぱなし」をやめるだけで、
股間の痛みがかなり軽くなることも多いです。

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【対策2】ステップ荷重を意識する

・段差や荒れた路面では、ステップに軽く体重を乗せる
・シートにドスンと座らず、ふんわり着地するイメージで乗る

これだけで、シートと股間に伝わる衝撃がかなりマイルドになります。
特に路面の悪い峠道や田舎道を走るときは、意識してみてください。

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【対策3】ニーグリップは「股間」ではなく「太もも」で

ニーグリップ=タンクに股間を押しつける、になっていませんか?

・タンクは「太ももの内側〜ひざ」で挟むイメージを持つ
・股間そのものでタンクを押さえつけないように意識する

ニーグリップ自体は大事ですが、やり方を間違えると、
自分で股間を圧迫している状態になってしまいます。

「太ももメインでホールド、股間はフリー」を意識してみてください。

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【対策4】休憩をケチらない

・1時間〜1時間半に一度は、バイクから降りてストレッチ
・股関節・太もも・腰を軽く伸ばす
・数分歩くだけでも、しびれやジンジン感が抜けやすくなる

「早く目的地に着きたい」気持ちはよくわかりますが、
限界まで我慢してから休むより、少し手前でこまめに休んだ方がトータルで楽です。

ウェア・インナーでできる対策

乗り方とセットで見直したいのが、パンツやインナーです。

【対策5】股まわりに余裕のあるパンツを選ぶ

・ピチピチのスキニーパンツはなるべく避ける
・股〜太もも部分に、指がスッと入るくらいのゆとりがあるもの
・ストレッチ素材のライディングパンツだと姿勢を変えやすい

パンツがきついと、
シート+タンク+パンツで三重に締めつけているような状態になります。
まずは「ちょっとゆとりのあるサイズ」を試してみるのもアリです。

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【対策6】縫い目・シームの位置をチェックする

・股の真下に太い縫い目や二重生地が来ていないか確認する
・家の椅子に座って、「長時間座るとしたらどこが当たりそうか」を試す

「原因はシートじゃなくて、パンツの縫い目だった」というのは本当に多いです。
一度、普段使っているパンツをチェックしてみてください。

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【対策7】インナー・下着を見直す

・中でグシャッと動きやすい、緩すぎる下着は避ける
・汗でベタつきにくい、速乾性の高いインナーを使う
・サイクルインナーやコンプレッション系は、股間のブレを抑えてくれる

インナーを変えただけで、かなり快適になったというライダーも多いです。
まず試しやすい対策なので、気になる人はここから手を付けてみるのもおすすめです。

バイク側でできる対策(カスタム編)

乗り方やウェアの工夫でもまだツラい場合は、
少しずつバイク本体側の調整も検討してみましょう。

【対策8】シートの加工・交換

・シート前側の角を丸くしてもらう
・股〜お尻の接地面積を増やして、圧力を分散させる
・前下がりが強いシートは、角度調整やあんこ盛りで対処する

シートの「あんこ抜き」や「あんこ盛り」、角の処理などは、
シート加工ショップやカスタムショップに相談するのがおすすめです。

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【対策9】ハンドル位置を見直す

・ハンドルが遠くて前傾がきつい場合は、手前・上に近づける
・ライザーやアップハンドルで、上体を少し起こす

前傾がきついほど、体重が股間方向に流れやすくなります。
ここをゆるめるだけで、一気に楽になることもあります。

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【対策10】ステップ位置の変更

・バックステップなどで、ひざや股関節の角度を調整する
・スポーティ寄りになりすぎると、別の場所が痛くなることもあるので注意

費用も手間もそれなりにかかるので、
シート・ハンドルで調整してもまだツラいときの選択肢として考えると良いと思います。

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【対策11】シートクッション・ゲルパッドを使う

シートに後付けするクッションやゲルパッドも、股間対策としてはかなり有効です。

・工具なしでシートに載せるだけのタイプが多い
・バイクを買い替えても使い回せる
・段差の衝撃がマイルドになり、長時間走行がラクになる

選ぶときは、

・厚すぎないもの(足つきが極端に悪くならない程度)
・シートとの接地面に滑り止めがあるかどうか
・バンドやベルトなど、ずれにくい固定方法になっているか

このあたりをチェックしておくと、失敗しづらくなります。

こんな症状があるなら、病院に相談しよう

ほとんどの場合は「座りすぎ・圧迫による痛み」で、休めば徐々に回復していきますが、
次のような症状がある場合は、一度病院に相談した方が安心です。

・バイクを降りたあとも、股や会陰(股間と肛門のあいだ)がしびれている
・感覚が鈍くなってきた、麻酔が残っているような感覚がある
・排尿時に違和感や痛みがある
・腰・お尻・太ももに、強いしびれや痛みが長く続く

単なる乗りすぎではなく、腰のトラブルや泌尿器系の病気が隠れている場合もあります。
「恥ずかしいから」とガマンせず、気になる症状が続くときは、整形外科や泌尿器科で相談してみてください。

まとめ|股間の痛みは「我慢するもの」じゃない

・バイクで股間が痛くなるのは、多くのライダーが抱えているリアルな悩み
・原因は、ポジション・シート形状・ウェア・長時間同じ姿勢などが重なっていることが多い
・まずは「お尻の位置を動かす」「ステップ荷重」「太ももでニーグリップ」を意識する
・パンツやインナー、縫い目の位置を見直すだけで改善するケースもある
・それでもツラければ、シート加工・ハンドル位置・クッションなど、バイク側も調整していく
・しびれや感覚低下が続く場合は、早めに病院で相談するのが安心

股間の痛みをガマンしながら走っていると、
せっかくのツーリングも「楽しい」より「つらい」が勝ってしまいます。

できるところから少しずつ対策を試して、
「股間の痛みを気にせずに走れる状態」を目指していきましょう。

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