DR-Z4S(DRZ-4S)徹底紹介“400デュアルスポーツ復活”の本命。電子制御S.I.R.S.で一気に現代化

スズキ

スズキの新型デュアルパーパス「DR-Z4S」は、街・峠のオンロードから、林道・ダートのオフロードまでを1台でつなぐ遊べる400。そして最大の進化点は、電子制御パッケージ S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム) を搭載してきたことです。
日本では2025年10月8日発売メーカー希望小売価格 1,199,000円(消費税10%込み)。年間目標販売台数はDR-Z4S:400台(国内)と、希少性も含めて注目度が高い一台です。

ミオ:「“昔ながらの楽しさ”を残しつつ、今の安心も入ってるのがいいね。無理せず上達できそう。」


1. DR-Z4Sの概要

DR-Z4Sはいわゆる“デュアルスポーツ”のど真ん中。
舗装路を普通に走れて、林道の入口で気負わずダートに入れる。しかも車格はしっかりオフロード寄りで、フロント21インチ/リヤ18インチの本格サイズです。

さらに今回の新型は、電子制御により「走りの幅」と「安心」を増やす方向へ進化。路面やスキルに合わせて性格を変えられるため、ダート初心者でも段階的に慣れていける設計になっています。


2. 主要スペック

DR-Z4S 主要諸元(抜粋)

  • エンジン:水冷4ストローク 単気筒 DOHC
  • 総排気量:398cm³
  • ボア×ストローク:90.0mm × 62.6mm
  • 圧縮比:11.1:1
  • 変速機:5速
  • 全長×全幅×全高:2,270mm × 885mm × 1,230mm
  • 軸間距離:1,490mm
  • 最低地上高:300mm
  • シート高:920mm
  • 車両重量(Curb Mass):151kg
  • キャスター/トレール:27.5°/109mm
  • タンク容量:8.7L
  • タイヤ:F 80/100-21(チューブ)/R 120/80-18(チューブ)

日本仕様の発売・価格

  • 発売日(日本):2025年10月8日
  • メーカー希望小売価格(消費税10%込み):1,199,000円
  • 年間目標販売台数(国内):DR-Z4S 400台

3. DR-Z4Sの“ここが強い”

① 3段階の出力特性+トラクションコントロールで「路面に合わせて性格を変えられる」

S.I.R.S.は、

  • SDMS(3モード):スロットルレスポンス特性をA/B/Cで切替
  • STCS:G(グラベル)モードを含むトラクションコントロール
    を採用。舗装路のキレ、雨の日の穏やかさ、未舗装の扱いやすさを「設定で寄せられる」のが現代的です。

ミオ:「最初はマイルド寄りでリズム作ろ。慣れたらAでいこ?」


② ABSが“解除できる”のが本気(DR-Z4Sは前後解除/後輪のみ解除が可能)

オフで困るのが「場面によってABSの介入が合わない」こと。DR-Z4Sは解除モード付ABSを採用し、フロント・リヤ両方の解除、またはリヤのみ解除が可能です。
舗装路はABSで安全側、ダートは状況に合わせて“自分で作る制動”へ寄せられます。


③ オフ寄りの足回りと車格(21/18・地上高300mm)で、林道の入口が“遊び場”になる

最低地上高300mmに加え、21/18のホイール
「ルートの途中で未舗装が出てきても引き返さない」設計で、ツーリングの寄り道がそのまま遊びに変わります。


④ 電子制御スロットル+クラッチアシストで、日常も成立させている

スズキの発表では、フューエルインジェクション+電子制御スロットル、さらにスズキ・クラッチ・アシスト・システムを採用。
オフ寄りの車格でも「街で疲れにくい方向」へ寄せてきています。


4. ここは注意

① シート高920mmは“選別要素”

920mmはデュアルスポーツとしては王道でも、街乗り中心だと足つきは課題になりやすいです。
購入前提なら、店頭で「片足停止」「切り返し」「Uターン」まで具体的にイメージしておくのがおすすめ。

② 価格は119.9万円。カテゴリ的に“高く感じやすい”

1,199,000円は、250の定番デュアルパーパスと比べると差が大きい。
ただし、電子制御+400デュアルスポーツ新車という希少性をどう評価するかがポイントになります。

③ タンク8.7Lは“割り切り”

8.7Lは林道寄りサイズ。長距離運用は給油計画が重要になります。


5. ライバル比較

車種排気量シート高車両重量タンクホイール価格(消費税込)立ち位置
スズキ DR-Z4S398cm³920mm151kg8.7L21/181,199,000円“オフ車の車格”×電子制御で幅を広げた400デュアル
ホンダ CRF250L249cm³830mm141kg7.8L21/18(系)649,000円価格・扱いやすさ・情報量で強い定番
カワサキ KLX230 SHERPA S232cm³825mm136kg7.6L21/18660,000円足つきと軽さで“トレッキング寄り”に強い
KTM 390 ADVENTURE R398.7cc870mm165kg(燃料除く)約14L21/18979,000円旅・装備感・航続を重視したアドベンチャー寄り

6. 比較短評

結論(選び方の軸)

  • DR-Z4Sは「林道遊びの濃度」と「オフ車の車格」を軸にしつつ、S.I.R.S.で“今どきの安心”を足したモデル。
  • CRF250L/KLX230 SHERPA Sは「価格・足つき・軽さ」で日常〜ライト林道に強い。
  • 390 ADVENTURE Rは「航続・装備・旅の快適性」で、同じ21/18でも方向性が“旅寄り”になりやすい。

① 足つき・取り回し(毎回のストレスはここで決まる)

  • DR-Z4S:シート高920mm
    ここが最大のハードル。停車時に不安が出ると、林道以前に「日常で乗らなくなる」リスクがあります。一方で、オフ車としては自然な数値で、走っている最中の視界・姿勢・段差のいなしはメリットになりやすい。
  • CRF250L:830mm/141kg
    “乗る頻度”を落としにくいライン。日常の用事→週末の林道、の導線が作りやすい。
  • SHERPA S:825mm/136kg
    もっとも「気軽に跨って出発できる」側。トレッキング用途で強い。
  • 390 ADVENTURE R:870mm/165kg(燃料除く)
    シート高はDR-Z4Sより低いが、車格は“旅装備込み”になりがち。取り回しは軽快というより「安定感」を取りにいく設計になりやすい。

ミオ:「“毎回乗れるか”は足つきで決まること多いよ。気合いより、継続が強い。」


② オフロード適性(林道で“怖さが減る”のはどれ?)

  • DR-Z4S
    オフ車の骨格(21/18、地上高300mm)に加え、STCS(G含む)ABS解除(前後/後輪のみ)が効きます。
    つまり「未舗装での失敗」を、電子制御で“マイルドにできる”。これが“復活DR-Z”の価値で、初心者が段階的に上達しやすい。
  • CRF250L
    定番の強みは、車体バランスの良さとユーザー層の厚さ。林道の情報量・装備ノウハウが揃っていて“迷子になりにくい”。一方で、DR-Z4Sほど「路面に合わせて性格を切る」思想は前面に出ていません。
  • SHERPA S
    低シート・軽さが最大の武器。難所で足を出せる安心感があり、トレッキング的に進むなら強い。反面、「速度域を上げた走り」よりは“穏やかに遊ぶ”方向へ寄ります。
  • 390 ADVENTURE R
    21/18+長いトラベルで走破性は高い一方、カテゴリはアドベンチャー。荷物や装備を積んだ“旅の未舗装”で強く、ピュアな林道遊びは好みが分かれます(車体のボリューム感、倒した時の扱いなど)。

③ オンロード快適性(通勤・街乗り・峠の“疲れ方”)

  • CRF250L/SHERPA Sは、価格帯も含め「日常の相棒」として成立しやすい。燃費や取り回しのハードルが低く、“乗る理由”を作りやすい
  • DR-Z4Sは、日常性能を切り捨てていない一方で、足つき・価格が日常の心理的ハードルになり得ます。ただし、電子制御スロットル+SDMSで「街は穏やか、峠はシャープ」の作り分けがしやすいのは強み。
  • 390 ADVENTURE Rは旅向け装備や航続の設計思想が強く、長距離の疲労低減に寄りやすい(“峠の軽快さ”より“遠くへ行く安定”)。

④ 航続・給油計画(ツーリングの自由度)

  • DR-Z4S:8.7Lは割り切り。ルート設計で不満が出やすいポイント。
  • CRF250L:7.8L/SHERPA S:7.6Lも大容量ではないが、用途が近い人は許容しやすい。
  • 390 ADVENTURE R:約14Lは明確な強み。ツーリング比率が高い人ほど効いてきます。

⑤ 価格と“納得感”(後悔しにくい買い方)

  • DR-Z4S(1,199,000円)は、同クラスの“デュアルスポーツ新車”として希少。電子制御と車格に価値を見出せるなら納得しやすい一方、日常比率が高い人にはオーバースペックになり得る。
  • CRF250L/SHERPA S(約66万円前後)は、手に入れやすさが最大の正義。装備追加や練習費に回せる余裕が残る。
  • 390 ADVENTURE R(979,000円)は、旅寄り21/18として価格バランスが良い。ただし方向性が違うので「林道遊び中心」ならDR-Z4Sとの比較は慎重に。

迷ったときの最終ジャッジ

  • “林道遊びの濃度”が高い/オフ車の車格が欲しい → DR-Z4S
  • 日常7:遊び3、まずは失敗しにくい定番 → CRF250L
  • 足つきと軽さ最優先、トレッキング主体 → SHERPA S
  • 旅・航続・装備感、未舗装も含めた長距離 → 390 ADVENTURE R

ミオ:「迷ったら“どこで一番遊びたいか”で決めよ。そこがブレないと後悔しにくいよ。」


7. DR-Z4Sはこんな人におすすめ

  • 林道・ダートも視野に入れて、排気量に余裕が欲しい人
  • 250からステップアップしたいが、本格オフ車の尖りは避けたい人
  • 電子制御(走行モード、トラクション、ABS解除)で安心を確保しつつ遊びたい人
  • 「街→峠→林道」を1本でつなぐ“休日の導線”を作りたい人

8. まとめ|“400デュアルスポーツの空白”を埋める、今っぽいDR-Z

DR-Z4Sは、オフ寄りの本格パッケージ(21/18・地上高300mm)に、S.I.R.S.で電子制御を載せて「遊びやすさの幅」を広げた400です。
足つきと価格は選別要素ですが、そこを超えると「これ一台で休日の楽しみが増える」タイプのバイクになり得ます。

ミオ:「オンで走って、ダートで笑って、帰りにまた気持ちよく流せる。そういう一日、作りやすそう。」

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