ヤマハが国内向けに正規導入したWR125R ABSは、フロント21インチ/リア18インチのフルサイズ足まわりと、扱いやすい125ccクラスを両立した「林道・未舗装をはじめたい人の現実解」。
通勤や街乗りをこなしつつ、週末にフラっと林道へ——そんな使い方がハマる一台です。
ミオの:「“125で林道”って、軽く見られがちだけど…これ、ちゃんと走るやつだよ。」
1. WR125Rの概要
- 原付二種(125cc)ながら、オフ車の王道サイズ(21/18)を採用
- VVA(可変バルブ)搭載の水冷単気筒で、回転の伸びと扱いやすさを両立
- 1ch ABS(フロントのみ作動)で、未舗装→舗装の切り替えでも安心感を確保
- シート高はオフ車らしく高めだが、フォームと車体のスリムさで「数字ほど怖くない」方向性
2. 主要スペック(国内モデル)
- メーカー希望小売価格:539,000円(税込)
- 型式:8BJ-DE14J
- 排気量:124.7cc
- 最高出力:11kW(15PS)/10,000rpm
- 最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/6,500rpm
- シート高:875mm
- 最低地上高:265mm
- 車両重量:134kg
- 燃料タンク:8.1L
- 燃費(WMTC):44.8km/L
- タイヤ:前 2.75-21 / 後 4.10-18
- 装備:フロント1ch ABS、VVA、ギアポジション表示、燃料計 など
ミオ:「最低地上高265mmは、林道で“腹をする怖さ”が減る。これは安心材料だね。」
3. WR125Rの良いところ
① 125なのに“フルサイズ”の走破性
21/18と十分な最低地上高で、段差・轍・石が多い林道でも「ライン取りの自由度」が高いです。
原付二種の軽さと相まって、怖さより“操作する楽しさ”が先に来るタイプ。
② VVA+水冷で、回しても気持ちいい
125は「伸びない」と思われがちですが、VVAが効いてくると回転の気持ちよさが出ます。
“林道で粘って、舗装で回して帰る”が成立するバランス。
③ フロント1ch ABSがちょうどいい
未舗装は状況判断が大事なので、過度な電子制御より「必要十分」がありがたい。
舗装での緊急制動や雨天通勤も想定するなら、ABSは保険として効きます。
4. 気になるところ
① シート高875mmは人を選ぶ
足つきは、体格とブーツと慣れで評価が分かれます。
ただし車体がスリムなので、数字だけで即NGにしない方が良いです。
② “速さ”を求めると物足りない
125なので高速巡航や追い越し性能は限界があります。
「下道+林道の遊び」を主戦場にすると満足度が上がります。
ミオ:「“速いかどうか”より、怖くない→楽しいに入れるか。WRはそこ強いよ。」
5. ライバル比較
比較表(主要ポイント早見)
| 車種 | メーカー希望小売価格(税込) | 排気量 | 最高出力 | 最大トルク | シート高 | 最低地上高 | 車両重量 | タンク | タイヤ(前/後) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヤマハ WR125R | 539,000円 | 124.7cc | 11kW/10,000rpm | 11N・m/6,500rpm | 875mm | 265mm | 134kg | 8.1L | 2.75-21 / 4.10-18 |
| aprilia RX125 | 498,300円 | 124.2cc | 11kW/10,500rpm | 11.5N・m/8,500rpm | 905mm | ー | 136kg | 7.0L | 90/90-21 / 120/80-18 |
| カワサキ KLX230 S | 616,000円 | 232cc | ー | ー | 845mm | 240mm | 133kg | 7.6L | 2.75-21 / 4.10-18 |
| ホンダ CT125 | 473,000円 | 123cc | 6.7kW/6,250rpm | 11N・m/4,750rpm | 800mm | 165mm | 118kg | 5.3L | ー |
| ホンダ CRF250L | 649,000円 | 249cc | 18kW/9,000rpm | 23N・m/6,500rpm | 830mm | 245mm | 141kg | 7.8L | ー |
比較短評
- RX125:同じ“フルサイズ系125オフ”で近い立ち位置。ただしシート高905mmで足つきハード寄り。回す楽しさは強いが、林道入門で「安心感」を取りたいならWR125Rが有利。
- KLX230 S:排気量が上がり、余裕が欲しい人向け。重量はWRと近いが、価格は上。下道+林道で“パワー不足を感じたくない”なら候補。
- CT125:方向性が別枠。林道というより生活+未舗装もいける万能枠。足つき・積載・燃費の安心感は強いが、オフ走破性の軸はWR125Rが上。
- CRF250L:ステップアップの本命。125の気軽さより、出力・トルクの余裕を重視するならこちら。ただし価格も維持も“本格側”。まず林道デビューならWR125Rで十分に楽しい。
ミオ:「迷ったら、軸を決めよ? “林道を練習したい”ならWR、“余裕が欲しい”なら230/250、“暮らし優先”ならCT。」
6. どんな人におすすめ?
- はじめて林道・未舗装に入ってみたい(いきなり250は怖い)
- 原付二種の維持費感で、遊びの頻度を上げたい
- 週末に「近場の林道+下道ツーリング」を繰り返して上達したい
- “軽さ”と“本格足まわり”の両方が欲しい
7. まとめ
WR125R(国内モデル)は、「125で林道をちゃんと走る」に現実的な答えを出した一台。
フルサイズの足まわり、必要十分な電子制御、回して気持ちいいエンジン要素が揃っていて、“練習が楽しいバイク”に仕上がっています。
ミオ:「最初の林道バイクに“変な遠慮”いらないよ。WRで慣れて、好きな道を増やそ。」


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